ボタタナエラー 第15回公演
『22世紀まで愛して』
2019年4月10日(水)~14日(日)
アトリエファンファーレ高円寺
作・演出:村田与志行
出演
関藤隆治 大間剛志(HUSTLE MANIA)
津田タカシゲ 平吹敦史
富士たくや 村田与志行
浅季愉女美 笠井幽夏子(俳優座)
川崎桜 辻󠄀川幸代(ニュアンサー)
萩谷未来
スタッフ
舞台美術:泉真
照明:関塚千鶴(ライオン・パーマ)
音響:宮崎淳子(有)サウンドウィーズ
舞台監督:山本卓司
宣伝美術:高見綾(ayasui)
宣伝美術撮影:高橋敦(河内製作所)
舞台写真:あかさか くみ
記録映像:夕起ゆきお
当日運営:藤井のりひこ(GEKIGAproject)
ご挨拶
小説などの文章での表現、たとえば村上春樹のある小説では、
主人公の青年が大企業の本社ビルを訪問し、一階の受付にいる美人の女性に名前を告げ、その女性が電話の内線ボタンを押す、という場面があるのですが、
ストーリーの内容としては「電話の内線ボタンを押した」とただ書けば済むところを、そう書かず、
「大型犬の柔らかな鼻先を押すような手つきでそっと電話の内線ボタンを押した」とわざわざ書いたりしています。
また、映画などの映像での表現、たとえばタランティーノ監督の「キル・ビル」では、
チャンバラの場面で突然照明が落ちて、(奥にある障子が青白いホリゾントになって)チャンバラが影絵のように描かれたり、
あるいは敵役の女の幼少時代が、アニメーションで描かれたりという風に、わざわざ撮影をしています。
このように、内容的にはとくに必要のないことを、文章では言葉の選択で、映画では映像の展開でやることで、作品の面白味が深くなるのかも知れないので、
舞台での表現でも、そういったことが出来れば良いなと考えながら、稽古をしました。
本日はご来場どうもありがとうございます。
すこしでも楽しんでいただけましたら幸いです