ボタタナエラー 第16回公演
『ちきゅうがいっぱい』
2020年11月11日(水)~15日(日)
会場:テルプシコール
作・演出 村田与志行
出演
関藤隆治 大間剛志
津田タカシゲ 平吹敦史
村田与志行 浅季愉女美
笠井幽夏子 川崎桜
スタッフ
舞台美術:泉真
照明:関塚千鶴(ライオン・パーマ)
音響:橘かおり
舞台監督:山本卓司
宣伝美術:高見綾(ayasui)
宣伝美術撮影:高橋敦(河内製作所)
舞台写真:あかさか くみ
記録映像:夕起ゆきお
当日運営:藤井のりひこ(GEKIGAproject / クズ会)
協賛 丸山太郎
ご挨拶
以前よりばく然と感じていたのは、
「いまの社会はあまりに複雑化、多様化していて、世の中よく解らない」
といった思いでしたが、
今年の春以降、その思いはいっそう深まりました。
今年1月にこのテルプシコールを予約して、台本を書き始めましたが、
言うまでもなくその後、公演が打てるか分からない情勢になりました。
けれども、台本はすこしずつ書き進めていました。
曇りがちな気分をわずかに晴らしてくれる、ささやかな愉楽があった
(つまり、書くことで気がまぎれた)からです。
表現には、その作品(表現者)が「世の中をどう捉え、対応しているか」
を表す一面があると思うのですが、
「いまの世の中の解らなさ」に対抗するには、
僕たちのやることも、よくわからないことを、やるしかなく、
でもその方向性は、晴れやかで風通しのよさそうな所へ向かえたらと、
稽古中に考えたりしました。
本日はご来場ありがとうございます。すこしでも愉しんでいただけたら幸いです。