
ボタタナエラー 第19回公演
『あしゅらステーション 靜(しずか)』
2026年6月3日(水)~7日(日)
会場:下北沢「劇」小劇場
作・演出 村田与志行
出演
浅季愉女美 市川敬太(劇団ステア)
井上奨梧 川崎桜
くおん未杏 佐野恵海
関藤隆治 大間剛志
辻󠄀川幸代(ニュアンサー)
津田タカシゲ 平吹敦史
村田与志行 ロン佐藤
スタッフ
舞台美術:泉真
照明:関塚千鶴(ライオン・パーマ)
音響:宮崎淳子
舞台監督:山本卓司
宣伝美術:高見綾(ayasui)
宣伝美術撮影:高橋敦(河内製作所)
舞台写真:あかさか くみ
記録映像:夕起ゆきお
当日制作:津田多民
挨拶文↓
ご挨拶
「劇」小劇場で公演するのは約14年ぶりになります。
再開発されたので当然ですが、下北沢駅周辺の風景は14年前とは大きく変わった印象です。
開かずの踏切や、当時よく行った居酒屋(庄屋とか)等々、いまは存在していません。つまりそれらはいま、「不在」といえます。
「我々は不在を日々体験しながら生きている」と、むかしボーヴォワールという女性の哲学者がいってたそうで、その「不在」とは、肉親や知人が亡くなることや、二度と行くことのできない場所のことをさしているそうで、
「不在がすべてをおおいつくしたとき、それが死なんだ」と考えていたそうです。
その考えが合っているのかどうか、僕は分かりませんが……
ゲームのタイトル等にもなっている「メメント・モリ」というラテン語は、「死を忘れるな」という意味で、人生の有限性を自覚して今を真剣に生きよ、という警句らしいです。
そういった名言的なフレーズは他にもあり、だいたい「その有限性の自覚が大事」といっています。
けれども僕は …あれ? いってることは分かるけど、なんだか「人はみんな死ぬために生まれてくる」みたいになってないか? そもそも、なにをしに、なんのために生まれてきたんだ?
といった、素朴な疑問もおぼえてしまいます。
でもその疑問については、考えすぎたら気は沈むだろうし、結局答えはハッキリ出ない問いかもしれないので、普段は忘れて不問にしてます。日常生活をよりよく過ごす上では無価値な、不要な問いだとも思えます。
しかしながら、今回はこの問いを出発点に、芝居をつくってみようと考えました。芝居も、不要とか無用とか徒労とかいわれたりする時があるので、この問いと相性がよさそうに思えたからです。
本日はご来場ありがとうございます。すこしでも楽しんでいただけましたら幸いです。
舞台写真↓