第4回公演 「パーク カモシダ」 2004年6月3日〜6月6日 高円寺明石スタジオ |
■CAST・スタッフ
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■ご挨拶 ・・・・・・・二千四年の正月は、帰省しようと思い立ち、出発日時は混雑を避け、元日午前中に決め、大晦日の夜暇になり、飲酒テレビ鑑賞で過ごし、元横綱と通称野獣の、外人同士の戦い始まり、聞けば横綱練習期間、僅か数箇月の間に合わせで、当然試合になっておらず、これなら無名のボクサーの、白熱戦が格上で、元横綱の女房の、涙でいよいよ興も醒めたが、人間離れのぶつかり合いに、皿にした目は認めざるを得ず、チャンネル変えれば芸能人が、高級肉を皆で食し、様々な形容詞や比喩で、味の感想述べ合ったり、丁々発止のアドリブで、番組いみじく盛り上げたり、かりに自分があの場にいたなら、貝になること確信し、その折メールを携帯受信、予想通りの猥褻文書で、「見て見て写真18禁」、迷惑千万この携帯は、画像も悪いし消去して、《格闘見物美食三昧、変態性欲ご案内、これらは古代ローマ帝国、滅亡前の貪婪さながら》、たまさか読んだ雑誌の記事の、社会批判を思い出し、でも心配は帰省のことで、就職のために上京したくせ、勤めた会社はアッサリ辞めて、爾来いわゆるフリーター族、低所得税に保険滞納、景気の足をひっぱる種族に、所属の件をしかられそうで、帰郷することためらい続け、このたび子連れの妹の、里帰りの由聞きつけて、しばらく振りの顔見せで、それは甥っ子可愛さではなく、手を焼く幼児がいるならば、将来めぐり家族と向き合う、時間の消滅を期待して、だけどおそらくそれも杞憂で、青年終えた壮年期に、将来未来夢進路、言葉の選択不適切、生活現実小借金、畢竟自身の問題であり、この問題を反対から解き、不安定ゆえに自分を見つめる、人生の深入りとてらったところで、この入り方は正解なのか?、テレビを消して飲みつつ熟考、酔いがまわってどうでもよくなり、そうして年を越しました。 |