■CAST・スタッフ

【作・演出】 村田 与志行
【出演】 川崎 桜
      斉藤 正恵
      鈴木 芳
      高田 智之
      高見 綾子
      津田 タカシゲ
      奈良原 博子
      萩尾 麻由
      春山 剛
      古川 直美
      増井 太郎
      増田 英敏
      村田 与志行
      夕起 ゆきお
   
【照明】 関塚 千鶴(ライオン・パーマ)

【音響】 みづの かえる

【舞台美術】 泉 真
【舞台監督】 大槻 めぐみ
【オブジェ】 好宮 温太郎(タテヨコ企画)
【パンフイラスト】 高見 綾子
【宣伝美術】 KOJOPOM
【制作】 奈良原 博子

 第7回公演 「ナマジッカーズ」

 2006年7月19日〜7月23日

 下北沢「劇」小劇場                     舞台写真 ・ 特設ページ

■ご挨拶

台本を書いている時期というのは僕の場合、何をしてても常に頭のどこかでは、台本について考えているようなところがあって、起床、お手洗い、朝食、お手洗い……と始まる日常生活の場面において、身体がどういうふうに動いていても、僕の精神のある回路はいつも、戯曲世界に連絡している状態、簡単に言えばボーッとしがちな状態であります。先日そうやってボーッとしつつ近所のスーパーで買い物し、店を出て家へ向かっていたところ、すれ違う人々の視線を感じたので我に帰り何かと思えば、腕に買い物カゴを掛けっぱなしの自分に気付きまして、つまりボーッとなっててレジ後に品物を袋詰めするのを忘れていたという事なのですが、おそらくお金を払った直後くらいに、身体は財布を閉じたりカゴを持ったりしながらも、心が空想世界へと、急に飛行したらしいと思われます。この事は、人間は心と身体を二重に生きているという事の証左と言えるのかも知れませんが、単に僕の昔からの、ボンヤリしやすい性質の問題なのかも知れません。とりあえず、心の飛びすぎ、飛びだしには、充分注意しようと思います。